2011年03月04日

装備比較 米軍ブーツ編

しつこい奴だとよく言われます、小松です。
昼間に記事うpしたばかりで早くも次の記事です。

装備比較 米軍ブーツ編

ACU装備始めるにあたって購入した米軍ブーツ。
今回はコイツを軸に他のブーツと比べてみようと思います。

余談ですが日本人はペリー(外国人)が来るまで
自分たちを日本人だと認識していなかったそうです。
他と比べる事で改めて気づく事実って言うのもありますよね。

さて本題に入りましょう。

装備比較 米軍ブーツ編
まずは新旧ブーツ。
右が大戦中の米軍ブーツ(レプリカ)
左が今回購入した現用米軍ブーツ(実物)

戦後も装備の改良を繰り返してきた米軍ですが
スエードのブーツに行きついてるあたり原点回帰って感じがします。あくまで私見ですが。

ブーツのアッパー部分(下の画像の手で持ってる部分)はナイロンで出来ています。
装備比較 米軍ブーツ編
高温の砂漠地帯での活動を考慮して、通気性の良い作りにしているんだと思われます。
ベトナム戦争時に開発されたジャングルブーツに関しても共通する部分がありますね。


ブーツにおいて意外と重要なのが靴底です。
装備比較 米軍ブーツ編
上の画像は大戦中のブーツの靴底(踵部分)です。
丈夫なゴムでできています。

続いてが現用ブーツの靴底です。
装備比較 米軍ブーツ編
靴底が3層になっているのがわかりますでしょうか?
一番下が摩耗に強い丈夫な(固い)素材で作られています。
ですがこのままだと歩き心地が悪く、高所から飛び降りたりした際
衝撃が直接足に伝わるという問題が発生します。
そこで二番目の層(真ん中)はスポンジ状の柔らかい素材で衝撃を吸収する仕組みになっています。

このように剛柔の素材を組み合わせる事で兵士の足にかかる負担を少なくしようとしているのです。



続いては米独の比較です。
装備比較 米軍ブーツ編
左はさっきから見せてる米軍ブーツ。
右が以前にもちょろっと紹介したドイツ連邦軍現用ブーツ(実物)です。

装備比較 米軍ブーツ編
ドイツ軍のブーツも靴底が層にわかれていますね(ちょっとわかりずらいな)
間に柔らかい素材を挟み込む事で衝撃を吸収するようになっています。

このように靴底が多層構造になっていると歩き心地も随分いいです。
ただし必然的にブーツが重くなるので人によっては逆に疲労を招く可能性があります。
靴を選ぶ際はサイズの大小だけでなく、地面を踏んだ時の感覚や
足を上げた時の重量感も図るべきです。
だから靴を買う際は必ずお店で試着しましょう。(`・ω・´)キリッ


米軍のブーツはアッパーがナイロンで作ってありましたが、
ドイツ軍は革を重ねて凄く分厚く作ってあります。
装備比較 米軍ブーツ編
違いがわかりますでしょうか?
履いてみるとまるでプロテクターのように頑丈です。
大戦中のロングブーツもそうですが、
ドイツにおいては革の靴で足の負傷を防ごうとする工夫が見られますね。(推測です)

ブーツのアッパー部分はちょうどアキレス腱が露出している部分でもあり、
筋肉も脂肪もつかないので人間の足で特に弱い部分です。
ここを丈夫なブーツで保護しようと言う考えは間違いではありません。

ただドイツ軍のブーツはヨーロッパで履く事を前提しての作りでしょう。
これを酷暑の中東で履くのは厳しそうです。
それともアフガン派遣部隊は別のブーツなのでしょうか?
まだまだ勉強が足りないな (-_-;)


おまけ
装備比較 米軍ブーツ編
時を駆ける米軍

右から大戦中のフィールドジャケット、ウッドランド(80年代?)、ACUです。
ACUってようやく全軍に行き渡ったと思ったらアフガンではマルチカモに置き換えられたり
結構不遇な装備だと思うんですが、自分だけでしょうか?

画像見て気づいたんですが、ナム戦頃の装備が抜け落ちているw

そんな感じです。
それでは、さようなら。



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Posted by ミリタリー研究会  at 00:57 │Comments(2)小松

この記事へのコメント
どうもお久しぶりです とうとう現代ですね^^

今の米軍ブーツのかなり個人の裁量で決めてるんで色々ですね
同じデザインだとしてもBATESをはじめ、複数の社が作ってるんで幅が広いですね

今回のも定番のデザートブーツ・パナマソールをビブラムソールに変えたものですし、選ぶのも大変ですねw

ナムでのジャングルブーツも3タイプあって、よく見るタイプは3rdに当たるものです
Posted by トンプソン at 2011年03月10日 12:45
トンプソン様
お久しぶりです。
いつもコメントありがとうございます。

装備を集めて眺めるのは楽しいのですが着る機会が少なくて(;^^)

自分のブーツはアルタマです。
アキバのエチゴヤで米軍中古ブーツとして売っていたんですが
十数足あるブーツは材質からメーカー、ソール、ハトメまでどれもバラバラで、デザートカラーという以外に共通点がありませんでした。

サイズが合うという理由で今回の一足を選んだのですが、
あれだけ種類があると色々大変そうですw
Posted by 小松 at 2011年03月10日 23:11
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