2010年12月16日

日本兵装備 ~弾盒編~

こんにちは またしても小松です

今回は日本兵装備、弾盒の紹介です
弾盒(だんごう)は他国ではアンモポーチ、弾薬ポーチと呼ばれるものにあたる
ライフルの弾薬を入れるポーチです

日本兵装備 ~弾盒編~

上から前盒、後盒、銃剣の順です

こちらが前盒です
ベルトに通して体の前に二つ装備します
日本兵装備 ~弾盒編~

日本兵装備 ~弾盒編~
中はこんな感じです
型くずれを防ぐため新聞紙を詰め込んでいます
真ん中に仕切りがあるのが見えますでしょうか?
この仕切りの片方にクリップ(日本軍では装弾子と呼ばれる)に装填されたライフル弾が
15発、クリップで3個入ります
前盒一つにつき30発、二つで60発入ります



変わりまして、こちらが後盒。背中側に装備します

日本兵装備 ~弾盒編~

側面に付いているのは油缶です。ライフルの機関部につけるグリス(整備用油)が入ってます

日本兵装備 ~弾盒編~

中はこうです。こちらも型くずれ防止のため新聞紙をつめ込んでいます
前盒と同じようにこちらも真ん中に仕切りが入っています
こちらは合計で60発入ります

前盒と後盒の合計で120発の弾丸を装備できます
自分のは三八式(6.5ミリ弾)用の弾盒ですが、九九式(7.7ミリ弾)になっても
弾盒の大きさを拡大して120発装備を維持しています

アメリカの小銃兵(ガーランド装備)が80発
ドイツの小銃兵(kar98k装備)が60発、というのに比べて携行数がかなり多いです

これは携行数を増やして火力を高めようとしたのか、それとも
補給が不安定なので可能な限り多く持たせたのか、その両方なのか確かな所はわかりません

弾薬ポーチはベルトに通して、それをサスペンダーで肩から吊るのが一般的なスタイルです
これは他の国でもそうですし、現在でも大体は同じです
ただ日本軍の場合は擲弾筒装備など一部の兵士を覗いて、
一般の小銃兵はサスペンダーを用いません
そこらへんもちょっと謎です



続きましては銃剣です

日本兵装備 ~弾盒編~
銃剣です。以上、説明終わり(ヲイ

いや、なんか今更説明すうのも野暮って言うか、じゃあ最初からするなよって言われると
そんな身もフタもないっていう事に、誰に言い訳してるんだよっていうgdgdな・・・





一応購入はしたんですが、
当然ながらほとんどのフィールドで刃物(それに類する物)の持ち込みは禁止されているので
観賞用と化しています

メーカーはTOPです
三八式と同じKTWの物が欲しかったんですが、鞘がないので諦めました
やはり刃物は鞘があってこそだと思うんですよ


日本兵装備 ~弾盒編~
このように革ベルトで止めていて、鞘ごと引き抜かないようにしてあります



日本兵装備 ~弾盒編~
大きさ比較のためガバメントと並べてみました。・・・すごく、おおきいです
この長さだと座ったり、匍匐した時に結構邪魔になります

でも第一次大戦の頃のヨーロッパ各国軍の銃剣はもっと長いです
あまりに長すぎて取り回しずらいという理由で、その後短くなっています
でも大規模な白兵戦の経験のない日本では特に改良も加えられていません


これらをベルト(帯革、たいかく)に通して腰に巻きます

日本兵装備 ~弾盒編~

前述のように弾盒は全部で120発の弾丸を装備できます
ただ、やはり多すぎたのか前線では、前盒一つしか装備していない兵士の写真も見られます
そして抜きやすいように銃剣も前に装備している兵士も多かったそうです

日本兵装備 ~弾盒編~


逆に大規模な戦闘なんかで、前盒の弾丸を撃ち尽くしたのか
後盒を背中から腰の位置までねじっている写真もありました

日本兵装備 ~弾盒編~
この位置なら後盒から弾丸を取り出すことも可能です


帯革を巻いた後、剣留めで銃剣が動かないように固定するのが正式なスタイルです
ただ先に書いたように前線では体の前で銃剣を下げてる場合も見られます
日本兵装備 ~弾盒編~

日本兵装備 ~弾盒編~
剣留めは軍服の左腰についています。どちらかと言うと脇の下ってくらいの位置です
帯革をつけるにあたって一番面倒なのが剣留めのボタンを付けることです

自分の知る範囲では剣留めがついている軍服は日本ぐらいだったと思います
もし他にもあったら適当に教えてください(コラ
やはり刃物類にこだわるのは日本人の特徴なのでしょうか?


自分でもよくわかってないなぁ、という事を再確認しつつ終わります
それではさようなら



同じカテゴリー(小松)の記事画像
( ・ з ・ )<お知らせでござる
三八式弾盒
パトスプロジェクト 皇軍魂 2012年3月戦線
昭五式軍衣
【安定の】デザートストーム川越従軍記【雨天】
2月14日及び3月14日の戦死者にささげる
同じカテゴリー(小松)の記事
 ( ・ з ・ )<お知らせでござる (2012-05-25 20:20)
 三八式弾盒 (2012-03-24 11:37)
 パトスプロジェクト 皇軍魂 2012年3月戦線 (2012-03-23 18:42)
 昭五式軍衣 (2012-03-22 17:24)
 【安定の】デザートストーム川越従軍記【雨天】 (2012-03-21 15:28)
 2月14日及び3月14日の戦死者にささげる (2012-03-14 15:41)

Posted by ミリタリー研究会  at 18:02 │Comments(3)小松

この記事へのコメント
日本軍がやたら携帯弾数が多いのは小松さんが書かれている通り両方正解ですよ。
補給が不安定という理由もありますが、弾数を増やして持続火力を高めようとしたようです。

前盒を1つしか装備していない話はやはり邪魔のようで残りの弾は雑嚢にぶち込んで携帯していたという話を聞いたことがあります。

それと後盒と非正式の銃剣の付け位置は勉強になりました。
今度ゲームで使用してみますねw
Posted by ハスラー at 2010年12月16日 23:20
いつもコメントありがとうございます

やっぱり弾盒すべて持つのは邪魔だったんですね
あれに弾薬満載したら重そうです(汗)

自分もそうなんですけど戦地では剣留めはつけずに
場合に応じて銃剣の位置を変えていたそうです
少しでも参考になれば幸いです m( 。。)m
Posted by 小松 at 2010年12月17日 12:53
別に校正を加減する時過程で電子時計がいくらかあって、連続して学校が正常な労働者に着くことを加減しなければなりません 行って
Posted by スーパー時計 at 2013年07月15日 11:29
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。