2011年08月18日

ダイナミック靴磨き

小松です。画像に意味はありません。



以前からちょいちょい言っていましたが、
自分はミリタリーの趣味に入って靴にも興味を抱くようになりました。
あれやこれやの靴を集めるに飽き足らず靴磨きも好きになりました。

最近の米軍あたりではスェードブーツが支給されて、
靴を磨く手間がなくなったそうですね。

現場にとっては有難い事なんでしょうけど、自分みたいな
雑用根性剥き出しの人間からすれば少しさみしいです。
なんか歌の上手いジャイアンみたいで、悪くないんだけど物足りない感じです。

まぁ一部の友人は雰囲気出すためにわざと汚してますけど
自分は変態なので、わざと汚してそれから磨きます。

他人が見たら何がしたいか理解できないでしょうね

さて前置きが長くなりました。
今回は靴磨きの話です。



例にはこちら、おなじみの日本軍編上靴を使いましょう。


まず靴を磨くにあたって靴紐を全部取り除きます。


それでもってこのように左手に靴をはめます。
基本的にはこの状態で靴を磨きます。
今回は写真を撮影する都合上、左手で磨いてる画像がありますが基本は右手でやります。


最初はブラシでこすります。
こびりついた泥など、目に見える汚れは基本これで落としましょう。


ハトメの裏側はゴミがたまりやすいので重点的にブラシをかけましょう。
ベロの部分の革もあとでお手入れします。
このために靴紐を外しました。


ソールとアッパーをつなぐ縫い目もブラシをかけましょう。
ここも埃がたまりやすいです。
この部分は放っておくと埃で糸が傷んで靴底分離の原因になります。


ブラシをかけたら清潔な布で乾拭きしましょう。
ブラシで落とせなかった細かい汚れもありますので。

もし汚れが酷いようなら固く絞った濡れ雑巾で拭きましょう。
基本的に革に水は良くないのですが、軽い水分は必要です。


以上の作業が済んだらクリーナー(汚れ落とし)で磨きましょう。
ブラシや乾拭きで落とせない、目に見えない汚れを落とします。

古い靴クリームや細かい埃を落として革の表面を清潔にできます。
そうする事で革が呼吸しやすくなり、後に塗るオイルも吸収しやすくなります。
クリーナーの説明書にも書いてあるのですが、クリーナーを靴に直接塗るのはやめましょう。
必要な栄養や油分を取り除いて革を痛めます。
雑巾に少量のクリーナーを付けて、それで磨きましょう。


見た目にはキレイな革でも、クリーナーで磨くと汚れが浮き出ます。


汚れを落としたらミンクオイルを塗りましょう。
革に栄養と油分を与え、良質な状態を保ちます。
汚れを落とさないでオイルを塗ると、雑菌が革に浸透してしまいます。
必ず清潔にしてからオイルを塗りましょう。


全体的に薄くオイルを塗るのですが、歩いた時にシワが出来る部分は重点的に塗りましょう。
上の写真の、足の指の付け根あたり。


こちらの写真のように足首の部分などを特に塗り込みましょう。

オイルを塗ると革がしなやかになります。
上記の部分に栄養が不足するとヒビ割れなどの劣化が起こります。

あとは最初の方でふれた、ハトメの裏やベロの部分もしっかり塗りましょう。
特にベロの革が栄養不足で固くなると、靴紐を締めた時に足が痛くなったりします。

水や泥などで靴が濡れた時は特に多めに塗りましょう。
過度な水分は革を固くしてヒビ割れの原因になります。


基本的にはオイルを塗ったら終わりでもいいのですが、
長く使ってる靴は革が退色してきます。
上のように靴クリーム(靴墨)で補色しましょう。
原則として革と同じ色を使いましょう。今回は茶色ですね。
靴クリームは乳化性の物を使いましょう。
塗りすぎると革の表面が粉をふくので、適量を心がけましょう。

クリームが乾いたら布で乾拭きしましょう。
余分なクリームを拭き取り、光沢も出ます。

さて重要な事ですがここまでの各作業で布は使い分けましょう。
埃を拭き取った布でそのままオイルを塗りこんだら、雑菌を塗ってるのと同じです。
ミンクオイルと靴墨を同じ布で塗ると、両方の油分が混ざり合って品質が悪化します。
最低限
・乾拭き用
・クリーナー用
・ミンクオイル用
・靴墨用
・最終乾拭き用
ですね。
後述しますワックスを使う場合はさらに増えます。


自分の場合、乾拭き系には古い靴下を使っています。
余裕があれば靴磨き専用の布を使いたい所ですけど、
靴下とか使う方がいい感じに貧乏臭いので気に入ってます。


上記の作業を一枚の布で行った結果が、右の布です。
見ればわかりますけどスゲェ汚えです。写真左のような清潔な布を使いましょう。


以上の靴磨きを施す靴。
普段用、サバゲー用合わせて凄い数です。もう発狂しそう\(^o^)/
特に長靴は圧巻です。匍匐すると胴が汚れるので大変です。


他にもホルスター、ポーチ類も手入れが必要です。
靴ほど派手に汚れませんが、革である以上手入れは怠れません。
特に腰周りに付ける都合上、汚いと目立ちます。


これは日本軍の弾盒です。
新品の時は鮮やかな茶色だったのですが、汗や泥を吸って変色してしまいました。


裏側の部分です。
ベルトに通すループ部分だけ色が違うのがわかりますでしょうか?
汗の塩分を吸った結果、やヴぁいくらい傷んでしまいました。
このまま放っておくと古いダンボールみたいにボロボロになるので注意が必要です。
重点的にオイルを塗って保っていますが、油断するとすぐにヒビ割れを起こします。



おまけ

紳士靴なんかは爪先などのシワのできない部分を油性ワックスで磨いて
光らせる場合があります。
所謂鏡面磨きです。

自衛隊の編上靴なんかは「顔が映るまで磨け」と言うそうですね。
自分の知る範囲ではこれはアメリカ式の教育です。
日本軍の頃はそこまで言われなかったはずです。

鏡面磨きのやり方としては、靴磨きを終えた後に
上の写真のようなワックスを爪先に塗ります。
そのあとワックスを拭き取るだけなのですが、本格的になるともっと工程が入ります。

自分も茶色と黒のワックスを混ぜたり、
拭き取った後濡れ雑巾で拭いたり、
二度、三度ワックスをかけたり、
拭き取る前にライターで炙ったり、
あれこれ手を尽くしました。

基本的にワックスは油性なので、使いすぎると革に良くありません。
上の方法もほとんどは革に良くない手法ばかりです。
ピカピカに光るけど革を殺すという事を覚えておきましょう。
あと爪先以外の部分、シワの出来る部分に塗るとヒビ割れを起こします。

それらの手法を凝らした結果がコレです。

カメラを持ってる自分が映っているのがわかりますでしょうか?
自衛隊の鏡面磨きはもっとすごくて、本当に鏡に使えます。

ここまでやらなくても、ワックスを適量使うだけで靴は光るし
水をはじくなどの効果もあります。
興味があったらやってみてください。

それじゃね



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Posted by ミリタリー研究会  at 14:01 │Comments(0)小松

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